「不動産を高く売りたい!」
これは、不動産を売却したい方の心理です。
この心理を利用した手口「相場より高い査定=高額査定」に、ご注意ください。
そうしないと、この高額査定を鵜呑みにして、業者にすべてを任せてしまい安値で売却することになってしまいます。
そうならないために、しっかり聞いてください。
『仲介』での高額査定は危険あり!
たとえば、あなたの物件の相場価格が1000万円なのに「1500万円の査定額になりました!」と言われたら、うれしくありませんか?
でも、1500万円の査定額で売れるという根拠はありません。
しかも、物件を見ないで簡易の査定で1500万円と言われるのです。
正直、『怪しい・・・』と、あなたも思うはずです。
しかし、「高く売りたい。」という心理から、「1500万円で売るのは厳しいと思いつつ、その業者と契約してしまった・・・。」という話がよくあります。
なぜ、業者は高額査定をするのでしょうか?
それは、「とりあえず契約したい。」からです。
この手口は、とりあえず契約を結んで、売れるはずのない高値で数ヶ月の時間をかけて、「この金額では売れません!」と徐々に値段に落とすように売主を誘導する手法です。
そして、最終的には、相場より安い価格まで落とし、売却させるのです。
つまり、当初の高額査定は『とりあえず契約』するためだったのです。
あなたは、すぐに売りたいと思っていても、このような業者の行為で、時間とお金を無駄にしてしまうかもしれません。
また売れ残り物件のイメージが付き、ますます売れにくくなるかもしれません。
不動産は、付加価値がなければ、相場より高く売れることはほとんどありません。
逆を言えば、買主にとっての付加価値があるモノが、相場より高く売れることがあります。
つまり、物件の付加価値を見つけてくれる業者に依頼する方が良いのです。
査定金額=売却金額ではない
これを忘れずに、冷静に信頼できる不動産業者をお探しください。